2010年5月12日 星期三

[短文翻譯]おかしな人

試著翻了田辺聖子某篇文章裡的一小段。
是上課時老師讓我們看的一篇文章。
因為還蠻有趣的,也不會太難,所以就拿來當作練習了。

總覺得很久沒有翻文章了……( ´_ゝ`)

原文:
田辺聖子「おかしな人」より

世の中には、何となく変な人もたくさんいるものである。どこが、と言われると的確に指摘できないのだが、どこかおかしいということはある。
天才・筒井康隆さんは、天才であるからおかしなことが多い。ある時、小松左京さんが、「明日から、ヨーロッパに行ってるよって、電話してもおらへんで。」と筒井さんに念を押した。
筒井さんはさっそく、翌日、小松邸に電話をした。この時の筒井さんが何を考えているのか知るよしもない。おらへんで、と言われているのに、なぜわざわざ電話したか。凡愚の衆人のよく知るところではない。
ところが、意外や、小松さんはいた。ヨーロッパへ行くと称して、実に家に閉じこもって仕事をしていたのか、はたまた、急に気が変わって旅行を延期したのか、ともかく在宅していたのである。
筒井さんは、髪の毛を掻き毟って、「あ、家におるやないか、話が違う!」と怒り狂い、小松さんは小松さんで、「おのれ、にっくき筒井め、留守と知って電話 したのは、うちの女房をくどくつもりに違いないッ!」と地団太踏んで、吠え猛り、電話だからよかったけれども、面と向かっていたら、流血沙汰になり、どっ ちがやられても日本文学にとって、大損失になるところであった。
小松さんの憤怒は、彼の夫人にお目にかかるとよくわかる。夫人は絶世の美女であるから、小松さんは虫がつかないように、一生懸命守っているのだ。
しかし、筒井さんの憤怒は何のためか、どうもよくわからない。だから何となくおかしな人なのである。

翻譯:
這世界上總是存在著許多奇怪的人。雖然無法明確指出到底是哪裡怪,但的確是有哪裡不太對勁。
天才.筒井康隆先生也是,因為是天才,所以奇怪的地方也很多。有一次小松左京先生(註:關西出身的SF作家)特別提醒筒井先生:「我明天就要去歐洲了,所以就算打電話來也不會有人接喔。」
這麼一說之後,筒井先生隔天就馬上打電話到小松家去了。那時候的筒井先生腦中在想什麼,誰也無法得知。都說不在家了,為什麼還要刻意打電話去呢?資質平庸的一般人可能是怎麼想也想不透的。
話說回來,令人意外的是小松先生竟然在家。先不管他到底是嘴巴上說要去歐洲,其實是在家裡閉關工作呢,還是突然改變主意把旅行延期了,總之他的確是還在家裡。
結果筒井先生生氣地扯著頭髮說:「啊!你明明就在家,這跟之前說的不一樣!」
而小松先生也氣得直跳腳,吼了回去:「可惡!你這混蛋筒井,知道我不在家就打電話來,一定是想誘拐我老婆對吧!」
幸好這是電話裡的對話,若是讓這兩個人見了面,恐怕會鬧成流血事件,不論哪一邊被撂倒了,對日本文學界來說都是極大的損失。
小松先生憤怒的原因,其實只要見過他的夫人就能夠明白了。因為小松夫人是個絕世美女,所以小松先生才會像女兒被壞男人纏上的父親一樣死命地護著她。
但筒井先生為什麼會生氣這點,就實在是摸不著頭緒了。所以才會說他是個感覺有點怪的人。

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